[メイン] 仮我仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 13[1,6,6] > 13 #2 (3D6) > 7[2,4,1] > 7 #3 (3D6) > 8[4,3,1] > 8 #4 (3D6) > 6[2,3,1] > 6 #5 (3D6) > 12[2,5,5] > 12
[メイン] 仮我仮 : x5 3d6 #1 (3D6) > 15[5,6,4] > 15 #2 (3D6) > 13[6,4,3] > 13 #3 (3D6) > 11[1,6,4] > 11 #4 (3D6) > 6[1,1,4] > 6 #5 (3D6) > 6[2,3,1] > 6
[メイン] GM : では準備がいいか教えて
[メイン] 安斎千代美 : 教えるぞ!
[メイン] GM : 出航だあ~~~~~~~
[メイン] 安斎千代美 : 出航~~~~~~~!!!!!
[メイン]
GM :
[メイン] GM : □冒頭:あてんしょん
[メイン]
GM :
探索者が目を覚ますと、そこは
白い空間であった。白い壁、白い机、
白い椅子、白い本棚、白い額縁
[メイン]
GM :
──いいや、そこにひとつだけ、
白い机の上に一丁の黒いレボルバーが
存在していた。
[メイン] 安斎千代美 : 「…おや?」
[メイン] 安斎千代美 : 「んんん…騒ぎ疲れて寝てしまってた、が」
[メイン]
安斎千代美 :
「ここは、どこだ?」
辺りを見回し
[メイン] GM : 『おはよう、探索者。』
[メイン]
GM :
探索者の耳に届くのは機械とは
程遠いが、聞き取りにくい僅かに
人とは思い難い声が聞こえてくる。
[メイン] 安斎千代美 : 「!」
[メイン] 安斎千代美 : 「探索者…?」
[メイン]
GM :
声は語る。
『君にはAを探してもらいたい』
[メイン]
GM :
声は訴える。
『Aは何処かに隠されている』
[メイン] 安斎千代美 : 「A…?」
[メイン]
GM :
最後に声は求める。
『そして君にはAの答えを解いて欲しい』
[メイン]
GM :
それっきり、声は聞こえてこない。
探索者は奇妙な声の導きと
真っ白な空間の中で唯一異色を放つ
リボルバーの存在に胸騒ぎを抱くだろう。
[メイン] GM : そしてあるいは、何処からともなく感じる視線にも。
[メイン] 安斎千代美 : 「…実銃は初めて見たな」
[メイン]
安斎千代美 :
「ボデオか…?いや、関係ないか」
軽くリボルバーを手に取り
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 空間を改めて目星し直す、視線の方に
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 安斎千代美 : ccb<=80 センス (1D100<=80) > 28 > 成功
[メイン] GM : 何処からの目線かは、分からない。
[メイン] GM : この空間をどう見まわしても分かることはなかった。
[メイン]
GM :
この部屋はとても単純な白い部屋。
机の前には椅子。椅子の背後には本棚。
左の壁は白く、右の壁には額縁がある。
[メイン] GM : そういう部屋の内装くらいは分かったかな
[メイン]
安斎千代美 :
「視線はあるが、窓などは無いか…」
怪訝そうに
[メイン] 安斎千代美 : 「絵と本棚…ふむ」
[メイン] 安斎千代美 : 一応椅子の裏などにも何か無いか確認する
[メイン] 安斎千代美 : あと机とか
[メイン] GM : そういう裏側を確認しても何もないので安心してほしい
[メイン] 安斎千代美 : 安心
[メイン]
安斎千代美 :
「…ま、怪しい物からが大事だな!」
まずは絵画に視線を向けて
[メイン] 安斎千代美 : 絵画を目星する
[メイン] GM : いいよ(目星は必要ないけど)
[メイン] 安斎千代美 : じゃあいいや!
[メイン] 安斎千代美 : ファンブルは怖いもんな…ペパロニ
[メイン] GM : こわい
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
よく目を凝らして確認するが、
特に際立って目立つモノは何もない。
白くて華奢な額縁の中に収められた絵は
原色の青のみで塗られている…。
[メイン]
GM :
もし探索者なら此処には何を収めたであろう。
心の隅で考えてみたかもしれない。
[メイン]
GM :
額の下には『かつて青は中にいた』と
刻まれているプレートが一枚。
探索者だったらどんなタイトルをつけるだろうか。/
[メイン] 安斎千代美 : 「…青の中、か」
[メイン]
安斎千代美 :
「......」
そんな言ってしまえば味気なくも無くある一つの絵画を、今は静かに眺めていた
[メイン] 安斎千代美 : 微かに記憶に重なるモノをそこに写して、でもそのままに今は置いておいた
[メイン]
安斎千代美 :
「…ふうむ」
[メイン] 安斎千代美 : 絵画を外したりとかできる?
[メイン]
GM :
出来るよ
裏側も奥も白いだけだけど
[メイン] 安斎千代美 : 「…何もなし」
[メイン]
安斎千代美 :
「昔やったゲームならメモとかあるんだけどな~」
誰に聞かせるでもなく明るく振る舞って
[メイン] 安斎千代美 : 「…ま、いいか」
[メイン] 安斎千代美 : 今度は本棚を確認するぞ!
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
一冊だけ、背表紙が薄灰色の本があった。
背表紙にはゴシック体の文字で
『花と色彩に関する関連性について』
と書かれている。
[メイン]
GM :
…そういえばこの部屋は白いが、
所々色が見え隠れしていると感じる。
何かを暗示しているのであろうか?
[メイン] 安斎千代美 : 「ふうむ」
[メイン]
安斎千代美 :
「まず読んで見ないとか」
その本を手に取って開こうと
[メイン]
GM :
探索者が抜き取れば、その表紙には
次のように記載されているだろう。
『証言、Aは語りました』
[メイン] GM : そのまま開ける。
[メイン] 安斎千代美 : 「Aは語りました、か」
[メイン]
GM :
本を開くと、最初の1ページ目に『提示、Aはその時執筆をしていた』
と言葉が書かれている。
最初の1ページ目の右下には『0』、
次のページ(本を見開いて左側、左下)には
『1』と数字が振られており、
ページ数を意味しているとわかる。
ページをパラパラと捲ると、『5』は青、『29』は白、『30』は赤黒、
『32』は赤で紙一面塗られている。
『29』には赤文字で文章が書かれている。
『貴方は情熱的だった』
『薔薇で結婚してくださいって表して、
108本の薔薇はロマンチックで素敵ね』
『私だって、私はあなたにふさわしいわ』
『30』には白字の文章が存在する。
文字は抱え込まれたように、少し掠れている。
『貴方はあくまで私のもの』
『決して滅びることのない愛だ』
『32』には、記載途中の文章が存在する。
万年筆を落としたのだろうか。
『それは≪奇跡≫と言えた。
愛する子、授かった奇跡、ああ、よかった。
私たちの夢が叶ったのだ。
これは神の祝福と言って過言で、』
[メイン]
GM :
ダ
ァ
ン
ッ
!!
[メイン]
GM :
──からん、からから…
から、…ん……
[メイン]
GM :
そして文を目にした直後、
探索者は本棚から発砲音を聴く。
だが音質の原因は存在せず、
その代わりに真っ白な本棚には血飛沫が
激しく飛び散っていたことだろう。
【SAN値チェック:0/1d3】
[メイン] 安斎千代美 : 「ッ!?」
[メイン] 安斎千代美 : 1d100<=35 SANc (1D100<=35) > 38 > 失敗
[メイン] 安斎千代美 : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 安斎千代美 ] SAN : 35 → 33
[メイン]
安斎千代美 :
「…砲声は聞きなれてるのに、銃声でこんなに驚くとは…」
胸を押さえて、激しい鼓動を感じつつ
[メイン] 安斎千代美 : 「…ふむ」
[メイン] 安斎千代美 : 血しぶきは、指に着いたりするか?
[メイン] GM : なるほど
[メイン] GM : そうだな……着くかな?
[メイン]
安斎千代美 :
「…本物かどうかはわからないが、不気味だな」
指先を染めた赤を視界に収めて
[メイン] 安斎千代美 : 「…ふむ」
[メイン] 安斎千代美 : 32より先のページは?
[メイン] GM : 無いよ
[メイン] 安斎千代美 : わかった
[メイン] GM : ただ確認したなら、裏表紙にも何か書いてあることが分かってよい
[メイン] 安斎千代美 : 確認だな
[メイン]
GM :
『提示、物事には意味がある』
裏表紙には淡々と書き留められているだろう。
[メイン] GM : アイデア振れるよ
[メイン] 安斎千代美 : …←意味深に35
[メイン] 安斎千代美 : ccb<=35 アイデア (1D100<=35) > 41 > 失敗
[メイン] GM : カナシイ
[メイン] 安斎千代美 : 低すぎだァ~!
[メイン] GM : では『提示』の文とこの空間の出来事を照らし合わせて何か閃きそうになりましたが分かりませんでした/
[メイン] 安斎千代美 : 「意味が、ある」
[メイン] 安斎千代美 : 単純に考えるならば、この場に存在する色と本の色は合致する
[メイン] 安斎千代美 : 「青は絵画、白は部屋、赤はコレで…黒が銃、まぁ単純に照らし合わせれば、か」
[メイン]
安斎千代美 :
「…本そのものも色があるのが気がかりだが…」
薄灰色表紙を怪訝そうに見つつ
[メイン] 安斎千代美 : 「ふむ…」
[メイン] 安斎千代美 : 改めて部屋を見回し直してみる、銃声を期に他も変わったかも
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 安斎千代美 : ccb<=80 センス (1D100<=80) > 32 > 成功
[メイン] GM : では壁の隅に、分かりにくいが文字が記されていることが分かりました
[メイン] 安斎千代美 : 「…おや」
[メイン]
GM :
『申告、Aとは誓い合いました』
書いてあるのは華奢な白文字だった。
上から下に流れるように白い壁を見て、
よく目を凝らしてみることで
ようやく探索者がみつけた文字だった。
[メイン] 安斎千代美 : 「誓いあいました、か」
[メイン]
GM :
ダ
ァ
ン
ッ
!!
[メイン] 安斎千代美 : 「ッ!」
[メイン]
GM :
──からん、からから…
から、…ん……
[メイン] 安斎千代美 : 「また、か…」
[メイン]
GM :
探索者は発砲音を聴く。
そして、華奢な文字を撃ち抜くと、
壁は壁は、綺麗な白い肌を滑り落ちるように
赤黒い液体をゴポリと、音と同時に壁に
楕円に開いた穴から零し出した。
[メイン]
GM :
まるで、そう、それは
白く美しい肌を撃ち抜いた様に。
赤は止め処なく溢れていく。
まるで息をしてるかの様に、ゆったりと。
【SAN値チェック:1d3/1d6】
[メイン] 安斎千代美 : 1d100<=33 SANc (1D100<=33) > 11 > 成功
[メイン] 安斎千代美 : 1d3 (1D3) > 2
[メイン] system : [ 安斎千代美 ] SAN : 33 → 31
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン]
安斎千代美 :
「赤黒い、血」
鮮血とは違う淀んだ赤、先ほどよりも嫌に生々しい
[メイン]
安斎千代美 :
「…興味に駆られて、確認し損ねるとはな」
机に移動して
[メイン]
安斎千代美 :
「…さて」
リボルバーを手に取り、シリンダーを確認しようとする
[メイン] 安斎千代美 : 「ここまでくると異常だが、無い事も無い筈だ…が」
[メイン]
GM :
真っ黒のペンキで塗られたような銃。
持つとずっしりとしており、実物だと感じる。
なんでこんなものが此処に、と思うと同時に
探索者は此処にあるべきではないと感じたか。
[メイン]
GM :
銃の側面に文字が刻まれている。
『事実、私は目の前の存在を殺したい』
[メイン]
GM :
銃の側には空の銃弾がひとつだけ落ちている。
おそらく既に一回、撃ち放たれたのだろう。
[メイン] GM : 確認すれば、残弾は1発であるとわかる。/
[メイン] 安斎千代美 : 薬莢も黒か?
[メイン] GM : 黒い
[メイン] 安斎千代美 : 「…一発だけか」
[メイン] 安斎千代美 : 二発の銃声は二回の射撃ではない、のだろうか
[メイン] 安斎千代美 : 中には一発残り、先ほどの銃声
[メイン] 安斎千代美 : 壁の穴、本棚の血しぶき
[メイン] 安斎千代美 : 壁の血と本棚の血の色は明確に違うか?
[メイン] GM : 同じものに見えていい
[メイン] 安斎千代美 : 同じか
[メイン]
安斎千代美 :
「…さもすれば」
本棚の近くで、誰かが撃たれた?
[メイン] GM : さて壁の血をもう一度確認したね
[メイン] 安斎千代美 : うん
[メイン] GM : 流れる血で、壁の白文字が上書きされていることに気づく。
[メイン]
GM :
『申告、Aは最期まで≪情熱≫でした』
白い文字の上に塗り潰された血文字。
弱々しく、そして真っ赤に熟れている。/
[メイン] 安斎千代美 : 「…!」
[メイン] 安斎千代美 : 「…情熱、でした?」
[メイン] 安斎千代美 : ああ、自身の趣向が恋愛小説なのが今は恨めしい
[メイン] 安斎千代美 : ミステリーも嗜んでいれば答えが割り出せたかもと軽く自虐するが…
[メイン] 安斎千代美 : 「…単純に考えれば、撃った相手と撃たれた相手には関係がある、のだろうか」
[メイン] 安斎千代美 : こればっかしは私の趣向もあるのかもだが、愛する者同士の愛憎と当て嵌めれば、何となく理解できなくもない、だが
[メイン] 安斎千代美 : 「…どうだろう、まだわからないな」
[メイン] 安斎千代美 : 銃声、空の弾丸、血しぶきと本の内容、そして情熱
[メイン] 安斎千代美 : 求められているAの答えとやらは、まだ明確に形にならない
[メイン] 安斎千代美 : 「…ううむ」
[メイン] 安斎千代美 : 念のため、絵画をもう一度確認する
[メイン]
GM :
何も無いよ
相変わらず白い額縁に青い絵が納められているだけだね
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「わからない、わからないが」
[メイン]
安斎千代美 :
「これで出揃ってしまった、のだろうか」
時が止まるように膠着した状況を思い
[メイン] 安斎千代美 : 本も確認し直そう、何か増えてるかもだしな
[メイン] GM : 本はなにも増えてないね
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
思考を巡らせて、顎に手を当てる
[メイン] 安斎千代美 : 小さい唸り声が漏れるほど悩み
[メイン] 安斎千代美 : 「いや、諦めるのは早い、確認し直そう」
[メイン] 安斎千代美 : 部屋を一度目星し直して、あと聞き耳もしておく
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 安斎千代美 : x2 ccb<=80 センス #1 (1D100<=80) > 44 > 成功 #2 (1D100<=80) > 67 > 成功
[メイン] GM : そうだな
[メイン] GM : 机と椅子は裏しか確認してないよねっていうのがまず目に付くよ
[メイン] GM : そして聞き耳だけど……
[メイン] 安斎千代美 : ア普通に確認してない
[メイン] GM : 聞き耳っていうのは感覚の問題であり
[メイン] GM : 要するに聴覚に留まらない
[メイン] 安斎千代美 : ふむ
[メイン] 安斎千代美 : 味覚や嗅覚にもなにかってトコか?
[メイン] GM : 今回の場合は触覚であり服がやけに重いと感じる
[メイン] GM : 一部ね ポケットのところだね
[メイン] 安斎千代美 : …!
[メイン]
安斎千代美 :
「…ふむ」
ポッケに手をやる
[メイン] GM : 何か硬いものがあった。
[メイン] 安斎千代美 : 「これは」
[メイン] GM : 刃物のように思える
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
気を付けて取り出す
[メイン]
GM :
取り出してみると、それは鋭利な刃だ。
刃といっても小さなもので、
何か物を切ると言うよりは、刻むことに
向いていそうだと探索者は感じた。
[メイン]
GM :
刃の側面にはこのような文字がある。
『解答、Aを求めるのにペンが必要だろう』
[メイン] GM : これで何かを解けということだろうか。/
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン]
安斎千代美 :
「成程?」
嫌に、腑に落ちるような感覚はさておき
[メイン] 安斎千代美 : 灯台下暗し、ポッケを見落としているのなら、そうだな
[メイン] 安斎千代美 : 机と椅子も確認し直す
[メイン] GM : では机から
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
『──公言、Aは僕の尊敬でした』
書いてあるのはおぼつかない青い文字だった。滑る様に机を見渡して、
ようやくみつけたよれよれの文字であった。
[メイン] 安斎千代美 : 「尊敬、か」
[メイン] 安斎千代美 : 「…青い字で」
[メイン]
GM :
ダ
ァ
ン
ッ
!!
[メイン]
GM :
──からん、からから…
から、…ん……
[メイン]
GM :
探索者は発砲音を聴く。
机の上のリボルバーは煙を吐いて、
机の上にあったはずな文字は消えて、
机の上に書かれていたものは変わる。
[メイン] 安斎千代美 : 「ッ…」
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン]
GM :
『密告、
Aは
奪う
に
飽き足らなかったんだ』
[メイン] GM : 赤黒い液で乱暴に書かれた。
[メイン]
GM :
この文字には抑えきれない怒りを感じる。
SANc(0/1d2)
[メイン] 安斎千代美 : 1d100<=31 SANc (1D100<=31) > 42 > 失敗
[メイン] 安斎千代美 : 1d2 (1D2) > 1
[メイン] system : [ 安斎千代美 ] SAN : 31 → 30
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
成程、コレで三発目…だが
[メイン]
安斎千代美 :
「こっちは…」
椅子にに視線を向けて
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
白い椅子の背もたれから、
椅子の脚にかけて薔薇(イバラ)が
蔓を伸ばしている。背もたれには
ゴシック体の文字が刻まれている。
『追伸、Aにとって不幸中の幸いでした』
[メイン] 安斎千代美 : 「茨が…それと、不幸中の幸い」
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン]
GM :
ぱ
き
ん
[メイン]
GM :
パラパラ、と、薔薇のトゲが蔓から落ちる。
無動作に、意図せず、自然に。
[メイン] 安斎千代美 : 「…!」
[メイン] GM : そして――
[メイン] GM : 『…、──ッ…!!!』
[メイン]
GM :
遅れて、声にならない、声になっていない
何かが耳を突き刺す様に
椅子後部から勢いよく響き渡った。
それは強く胸を(呼吸を)締め付けた(何故か)
そしてまた(また?)胸を痛める(どうして)
[メイン]
GM :
探索者は自分でありながら
自分ではないような感情の起伏に
戸惑いと苦しさと理解のできなさを感じ
嫌な汗をかくことだろう。
【SAN値チェック:1d6/2d6】
[メイン] 安斎千代美 : 1d100<=30 SANc (1D100<=30) > 51 > 失敗
[メイン] 安斎千代美 : 2d6 (2D6) > 7[3,4] > 7
[メイン] 安斎千代美 : おわァアアア~~~!!
[メイン] system : [ 安斎千代美 ] SAN : 30 → 23
[メイン]
安斎千代美 :
「…ハァー、ハァー…」
汗をかく、嫌な汗だ
[メイン] 安斎千代美 : 無理やり呼び起こされたような恐怖や想いは、違和感を伴って心を染めた、悍ましかった
[メイン] 安斎千代美 : 「…やっと、落ち着いた」
[メイン] 安斎千代美 : 「………」
[メイン]
安斎千代美 :
「ひどく異常だけど、でも…そうか」
今の思いと状況を照らし合わせてみせる
[メイン]
安斎千代美 :
「今のは多分、撃たれた側の想いか?」
少なくとも、合致する考えだ
[メイン] 安斎千代美 : …此処で起きた事件の内約はそろそろ明確になってきた
[メイン] 安斎千代美 : 嫌な話だが、想像上では何が起きたのかもまぁ、浮かぶ
[メイン] 安斎千代美 : 「…さて、と」
[メイン] 安斎千代美 : 「答えを、っとなると…どうにも分かり切らないが」
[メイン]
安斎千代美 :
「現状、それらしいものがあるとすれば」
勘が殆どと言えば、滅茶苦茶だが
[メイン]
安斎千代美 :
「…この絵画か?」
青で視界を埋めて
[メイン] 安斎千代美 : 『かつて青は中に居た』
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : ペンとなる刃物と、それを照会し
[メイン]
安斎千代美 :
「…あーあ、難しいなホント」
苦笑いしつつ、絵画を見て
[メイン]
安斎千代美 :
「でも、私は私を信じるしかないよな」
その刃物で指先を小さく傷つける
[メイン] 安斎千代美 : そして、指先から滴る赤いその血を構えて
[メイン] 安斎千代美 : 青い絵画に薔薇を一つ書いてみた、ちょっと不格好かもだけど
[メイン]
安斎千代美 :
「…コレでなにも無かったら恥ずかしいが、でもまぁ思いついたし…」
ブツブツと言い訳するように呟いて
[メイン] 安斎千代美 : 「......」
[メイン]
安斎千代美 :
「そういや見られてるんだよな…」
何とも複雑そうにため息
[メイン] GM : では
[メイン] 安斎千代美 : ああ
[メイン] GM : 絵画に描かれた赤い薔薇だが
[メイン] 安斎千代美 : ふむ
[メイン] GM : それは血のくすむだけではない、深い陰影を次第に持つ
[メイン] 安斎千代美 : 「…!」
[メイン] GM : 絵画の薔薇は、瑞々しい花弁を湛えた一輪の薔薇となった。
[メイン]
安斎千代美 :
「......薔薇が、出来た?」
[メイン] GM : その茎には銀色の輪が付けられている……
[メイン]
安斎千代美 :
「…ふむ」
薔薇を手に取る
[メイン] GM : 赤い薔薇を手に入れた。
[メイン]
安斎千代美 :
「......この輪は」
茎から取り外そうとする
[メイン] GM : 取り外せる。
[メイン] GM : 輪っかの大きさは指が通るくらいか。
[メイン] GM : 銀色の輪っかには次のように刻まれている。
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 『命名、Aは____』
[メイン]
GM :
[メイン] GM : /
[メイン] 安斎千代美 : 「命名、Aは…?」
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン]
安斎千代美 :
「この先が、提示すべき答えって事なのかな」
軽くかざしてみる、その指輪のようなモノを
[メイン] GM : それを肯定するように、僅かに煌めく。
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「一応、他も見ようか」
[メイン] 安斎千代美 : そういって、椅子に座り込み
[メイン] 安斎千代美 : 本と指輪を置いて、まずは本をもう一度開く
[メイン] GM : やはり変わったところはない
[メイン] 安斎千代美 : 「…変わりは無し、と」
[メイン] 安斎千代美 : そのまま部屋も見渡す
[メイン] GM : では机の隅に文字を見つける
[メイン]
GM :
『そんなことないもん』
机の角に小さな青い文字。ひっそりと。
[メイン] GM : アイデア振れるよ
[メイン] GM : (まあここは目星でもいいかな)
[メイン] 安斎千代美 : じゃあ目星!
[メイン] 安斎千代美 : ccb<=80 センス (1D100<=80) > 78 > 成功
[メイン] GM : 赤黒い液の文字と青文字は手癖が違うように見える。/
[メイン] 安斎千代美 : 「…そんな事はない、ってのは」
[メイン]
安斎千代美 :
「多分この文に掛かってる、のかな」
赤黒い"密告"をなぞり
[メイン] 安斎千代美 : …まだ見渡そう、何かあるかもしれない
[メイン] 安斎千代美 : という事で壁の血の文字ももう一度確認したい
[メイン] GM : 特に変化ないねえ
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「考えよう、答えは多分割り出せる」
[メイン] 安斎千代美 : もう一度本棚も確認する
[メイン] GM : なにも変化なし
[メイン] 安斎千代美 : 何もなし、と
[メイン] GM : まあ…そうだな
[メイン] 安斎千代美 : !
[メイン] GM : でも、探せば好きな本くらい見つかるかもしれない…見つからないかもしれない
[メイン] 安斎千代美 : …ほう
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
何となく、恋愛に関する本も探してみた
[メイン] 安斎千代美 : 目星するよ
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 安斎千代美 : ccb<=80 センス (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル
[メイン] 安斎千代美 : ワオ
[メイン] GM : 見つかった、どういう本がほしい?
[メイン] 安斎千代美 : 恋愛小説!
[メイン] GM : いいよ
[メイン] GM : 見つかる。
[メイン]
安斎千代美 :
「…こういうのもあるのか」
本を一つ取り出す、さっきは気付かなかった奴だけどさ
[メイン] 安斎千代美 : この本は、真っ白か?
[メイン] GM : 本棚や本は基本的に白だね
[メイン]
安斎千代美 :
「いやはや、内容は流石にあるんだな」
白い本を開いて、無いように目を通す
[メイン] 安斎千代美 : そういえば、結構畏まった奴はそんなに見たこと無かった、買ったりも多分したことない
[メイン] GM : 内容か
[メイン] 安斎千代美 : あ、なんかある?内容
[メイン] GM : 一人称視点の恋愛小説。女性視点だね
[メイン] 安斎千代美 : 女性視点のか…
[メイン] GM : 一人の男性との熱愛が綴られている。言ってしまえばどこにでもあるような内容だ。
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
パラパラと、読み込む
[メイン] 安斎千代美 : その男性ってこう、どんな性格だ?
[メイン] GM : ほう
[メイン] GM : 情熱的だね。
[メイン] 安斎千代美 : 情熱的、か
[メイン] 安斎千代美 : …ラストはどうだ?もしかしたらこう
[メイン] 安斎千代美 : 子供が出来たりとか
[メイン] GM : 素晴らしい
[メイン] GM : あなたの想像通りだ
[メイン] 安斎千代美 : …そうか
[メイン] GM : しかし、一部分違う
[メイン] 安斎千代美 : …
[メイン] GM : ラストはそうじゃない 子供ができて終わりではない
[メイン] 安斎千代美 : ああ
[メイン] GM : その後に、突然赤黒く塗りつぶされて、それで終わっている。
[メイン] 安斎千代美 : …
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「…なんだろう、なんだろうな」
[メイン] 安斎千代美 : 「命名、命名か」
[メイン] 安斎千代美 : …明確な殺意
[メイン] 安斎千代美 : 情熱的な、彼
[メイン] 安斎千代美 : 撃たれたのは一人
[メイン] 安斎千代美 : 仮にそれを彼女として
[メイン] 安斎千代美 : 彼女は死して尚、彼の情熱を証言した
[メイン] 安斎千代美 : 愛はそこに合った
[メイン] 安斎千代美 : 私はそう信じる
[メイン] 安斎千代美 : 「そうだな」
[メイン] 安斎千代美 : 「じゃあ、そうだな」
[メイン] 安斎千代美 : 「命名するってのも、難しいけど…」
[メイン]
安斎千代美 :
「…」
少し借りるか、そう思い
[メイン] 安斎千代美 : 自身の指にその輪を通して見る
[メイン] GM : 少し大きいかもしれないが通るだろう
[メイン] 安斎千代美 : 「はは、私にはまだ合ってないか」
[メイン] 安斎千代美 : 傷のついた指先と、輝く銀
[メイン]
安斎千代美 :
「…さてと」
椅子に座る、脱力気味に
[メイン] 安斎千代美 : 情報はある、答えも私の物を出す
[メイン] 安斎千代美 : 「結構、なんだろう」
[メイン] 安斎千代美 : 「考えたのは、私の趣味が出過ぎてるかもだけどさ」
[メイン] 安斎千代美 : 「どこまでも情熱的に愛してたから、じゃないかって考えたんだよな」
[メイン] 安斎千代美 : 「愛してたから、撃たれても証言したのなら…」
[メイン] 安斎千代美 : 「何処までも愛は本物で、本当なら順調でもよかったんだろうが…」
[メイン] 安斎千代美 : 「奪う、そうだな」
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「勘違いしちゃったのかな、心配したのかもしれない」
[メイン] 安斎千代美 : 「まっすぐに愛してたから、もしかしたら子供に奪われるだなんて、思ったのかもな」
[メイン] 安斎千代美 : 「でも、でも…ああいや」
[メイン] 安斎千代美 : 「そこはいい、私の意見過ぎるか」
[メイン] 安斎千代美 : 「…」
[メイン] 安斎千代美 : 「じゃあ、そうだな」
[メイン] 安斎千代美 : 指輪を通したままに
[メイン] 安斎千代美 : 脳裏に浮かぶのは、青の中に浮かべた姿
[メイン] 安斎千代美 : そうそう、こんな感じでまっすぐで不器用で、でもやる事はやっちゃう奴
[メイン] 安斎千代美 : 情熱的だし、だから案外勘違いもするんだろう…だから
[メイン] 安斎千代美 : 「命名、Aは──」
[メイン]
安斎千代美 :
「まほである」
思い浮かべたアイツの名前を借りて、名付けた
[メイン]
GM :
[メイン] GM : おはよう。
[メイン]
GM :
それが貴方の答えであり、それが貴方だ。
いままさに、貴方に命名された。
[メイン]
GM :
Aとは、貴方が答えた存在であり、
そしてAの存在は今、貴方と等しい。
[メイン] GM : 今、貴方はAその者であるはずだ。
[メイン] GM : Aたる貴方の答えた解答に、更に問おう。
[メイン]
GM :
さあ、そのリボルバーを握りたまえ。
構えたまえ。そして解答せよ。
貴方が何をしたいかを開示せよ。
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 『宣言、Aは___を_____』
[メイン]
GM :
[メイン] 安斎千代美 : …Aは
[メイン] 安斎千代美 : そうだな、うん
[メイン] 安斎千代美 : Aは青を独占したかった、なんてどうだ?
[メイン] 安斎千代美 : これが答えだよ
[メイン] 安斎千代美 : 私の大好きな答え、じゃないかもだけどさ
[メイン] 安斎千代美 : 信じたい答えなんだ
[メイン] GM : ……
[メイン] GM : …
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
ダ
ァ
ン
ッ
!!
[メイン]
GM :
──からん、からから…
から、…ん……
[メイン]
GM :
探索者の胸が真っ赤に染まる。
そして後から遅れて発砲音が聞こえた。
[メイン] 安斎千代美 : 「…カッ、は」
[メイン]
安斎千代美 :
「……ああ、くそ」
熱いな、熱い
[メイン]
GM :
撃ったのは確かに探索者だった。
でも、撃ったその身は……この身を貫いた。
[メイン] 安斎千代美 : 「お気に、召さなかったかな、なんて」
[メイン]
安斎千代美 :
「…ペパロ、ニ…カルパッチョ…みんな」
激痛と、薄れる意識で思い浮かべる
[メイン] 安斎千代美 : 「......ごめんよ」
[メイン]
GM :
「Aは誰を守りたかったのだろうな」
「そして、Aは本当はどうしたかったのか」
「AがAを殺すとは皮肉なことだ」
[メイン]
GM :
──探索者が意識を手放す前、
目の前には、銃を握って立つ黒薔薇を
胸に咲かせた探索者の姿が、あった。
[メイン]
安斎千代美 :
「......」
あんまり、似合わないんじゃないか…なんて想いつつ
[メイン] 安斎千代美 : そのまま、目を閉じた
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :
[メイン] GM : 『命名、Aは死んだ』
[メイン]
GM :
[メイン]
GM :